令和6年9月一般質問

自由民主党の山田ひろこです。会派を代表し、区長、そして、この7月に新たに就任されました教育長に質問いたします。

この夏のパリ五輪、そしてパラリンピックでの日本人の活躍がひと際輝きました。オリンピックの他国開催でのメダル獲得数も過去最大となり、特に若い世代の活躍には大変頼もしさを感じました。若者の活躍はスポーツだけではないようです。9歳からロボット開発を始めた日本人女子高生のロポットクリエーターが、「世界を変える10人の若い女性」に選出されたり、日本のいちごをアメリカで育て、栽培し、高級スーパーに卸すことを手掛ける若者もいるようです。様々な分野で、世界を相手に活躍する若い層が出てきている日本が、今ここにあります。この若い人材が社会の礎となり、日本の未来を創り出していきます。個々人の力を発揮できる人材を「資本」として捉えた環境作りや支援が国においても自治体においても大切です。文京区の素晴らしい風土や先代から受け継がれた生活環境を守りながら、文京区の更なる可能性を広げる「ひとづくり」「まちづくり」を区長、教育長にはお願いしたいと思います。

今回の質問は、それを踏まえて文京区の産業振興による経済活性化とまちづくり、防災対策、区の事業における区民参画の在り方、そして、教育長に期待する教育トランンスフォメーションン=EX、英語の早期教育と小学校でのティームティーチングの導入、千駄木小学校改築等について伺います。

「巨大地震注意」の発令を受けて区の対応はどうだったか

まず初めに、防災についてです。各地で起こる大規模震災を受けて、本年度は、全国の6割の自治体が防災対策を強化しました。文京区でも自民党が予算審査特別委員会で提案した防災カタログの全戸配布事業がいよいよ9月に行われます。まずは、スピィディに対応してくださったことありがとうございます。民間会社の調査によると「地域の防災訓練に参加したことのある人」は、26.4%、「参加経験のない人」が73.6%もいるとわかりました。更に、参加しないと答えた人の中で「地域で実施している防災訓練を知らない」と、答えた割合が82.2%もいたのです。そして、その参加していない人の中で、「災害に備えている」と答えたのが34.4%と低いことがわかりました。防災カタログの配布は5000円分の防災備品がもらえるというだけでなく、カタログをめくりながら災害について、考え、備えるという意識をあげることがこの事業の本来の目的であると考えます。カタログの内容がどのようなものか、そして区民全員へのこの働きかけを、配るだけで終わらず、区は今後どのように活かしていくのか、お聞きします。

区長答弁:

本 事 業 は 、 区 民 一 人 一 人 が 身 の 回 り で 起 こ り 得 る 災 害 リ ス ク を 正 し く 理 解 し 、 各 世 帯 に お い て 、 災 害 時 に 備 え た 物 資 の 備 蓄 に つ な げ る た め に 実 施 す る も の で 、 防 災 対 策 に 関 す る 知 識 や 情 報 と 、 各 家 庭 で 必 要 と す る 防 災 用 品 を 提 供 す る 、 文 の 京 そ な え て 安 心 B O O K を 今 月 下 旬 か ら 全 世 帯 に 配 布 い た し ま す 。 こ の 文 の 京 そ な え て 安 心 B O O K に は 、 地 震 や 水 害 の リ ス ク と と も に 、 在 宅 避 難 の 重 要 性 や マ ン シ ョ ン 特 有 の 防 災 対 策 等 、 防 災 に 関 す る 様 々 な 情 報 を 掲 載 し て お り ま す 。 ま た 、 家 具 転 倒 防 止 器 具 設 置 費 用 助 成 な ど の 区 の 助 成 制 度 や 、 日 頃 か ら 備 え て お き た い 防 災 用 品 を 掲 載 い た し ま す 。 こ の 機 会 を 捉 え 、 各 家 庭 に お い て 、 日 頃 か ら の 備 え に つ い て 話 し 合 っ て い た だ く こ と で 、 防 災 リ テ ラ シ ー の 醸 成 と と も に 、 必 要 な 防 災 用 品 等 の 備 蓄 の 促 進 に つ な げ て ま い り ま す 。 さ ら に 、 防 災 用 品 の 申 込 み 時 に ア ン ケ ー ト 調 査 を 実 施 す る こ と で 、 区 民 の 防 災 対 策 へ の 理 解 や 、 既 に 取 り 組 ん で い る こ と な ど を 把 握 し 、 今 後 、 必 要 な 対 策 の 検 討 な ど に 活 用 し て ま い り ま す 。

 

さて、この夏も各地で、豪雨災害に見舞われました。720日の豪雨では、江戸川橋地蔵通りの地域の方が、商店街真ん中を通る道路の下水管マンホールから水しぶきが噴き上がった映像を送ってきました。予告なく起きるこの現象は、大きな人的被害にもなりかねません。過去にも同じ場所でありましたし、区内他の地域でもあったと聞いております。区において、とれる対策をお聞きします。

 

区長答弁:

次 に 、 集 中 豪 雨 の 際 に 起 こ っ た 現 象 に つ い て の お 尋 ね で す が 、 御 指 摘 い た だ い た 場 所 の 現 象 に つ い て は 、 集 中 豪 雨 に よ り 下 水 道 管 に 急 激 に 雨 水 が 流 入 し た た め に 、 管 内 の 空 気 の 逃 げ 場 が な く な り 、 格 子 状 の マ ン ホ ー ル の 蓋 か ら 水 し ぶ き と し て 噴 き 出 し た も の で す 。 格 子 状 の 蓋 は 、 マ ン ホ ー ル の 蓋 が 飛 ぶ こ と や 道 路 舗 装 を 傷 め る よ う な 事 故 を 防 ぐ た め に 、 都 が 下 水 道 施 設 の 安 全 対 策 と し て 実 施 し て い る も の で す が 、 今 回 の 現 象 を 受 け 、 都 か ら 、 当 該 箇 所 に つ い て 、 集 中 豪 雨 の 際 の 点 検 箇 所 へ の 追 加 を 検 討 す る と 聞 い て お り ま す 。 ま た 、 同 様 の マ ン ホ ー ル は 区 内 に 複 数 あ り 、 同 じ 現 象 が ど の 程 度 の 降 雨 で ど の 場 所 で 生 じ る か は 予 測 が 困 難 な こ と か ら 、 集 中 豪 雨 の 際 に は 、 本 現 象 が 起 き る 可 能 性 が あ る こ と を 、 都 と 連 携 し な が ら 区 民 に 周 知 し て ま い り ま す 。

 

そして、8月に入り、宮崎県や神奈川県で大規模な地震が立て続けに発生し、対象の29都府県  707市町村に「巨大地震注意」が発令され、1週間、地震への備えの再確認が求められました。「巨大地震注意」の呼びかけが終了したからと言って、巨大地震の危機が去ったわけではありません。また、こうした情報提供の仕組みに初めて接し、どの程度の警戒が必要なのか、戸惑った人もいたのではないでしょうか。今回のこうした呼びかけは、家庭や職場で、いざという時の行動を確認する大事な機会となりました。そこで、区には今回の対応を振り返り、これまで見逃されてきた課題がなかったかを検証していただきたく、その点について伺います

 

区長答弁:

本 区 は 、 南 海 ト ラ フ 地 震 に お け る 防 災 対 策 の 推 進 地 域 に は 指 定 さ れ て お り ま せ ん が 、 都 の 被 害 想 定 で は 、 最 大 規 模 の 南 海 ト ラ フ 地 震 が 発 生 し た 場 合 、 区 内 の ほ と ん ど の 地 域 で 震 度 五 弱 程 度 の 揺 れ が 発 生 す る と 想 定 さ れ て お り ま す 。 そ の た め 、 情 報 発 表 か ら 一 週 間 を 、 後 発 地 震 の 警 戒 期 間 と し て 、 区 民 に 対 し て 、 出 火 防 止 や 家 具 転 倒 防 止 の 対 策 な ど 、 日 頃 か ら の 地 震 の 備 え に つ い て 、 改 め て 周 知 を 行 い ま し た 。 ま た 、 帰 宅 困 難 者 一 時 滞 在 施 設 の 協 定 先 に 対 し て も 、 帰 宅 困 難 者 の 発 生 に 備 え 、 警 戒 と 協 力 を 呼 び 掛 け 、 連 携 体 制 を 再 確 認 し た と こ ろ で す 。 こ の 度 、 南 海 ト ラ フ 地 震 臨 時 情 報 が 発 表 さ れ た こ と で 、 地 域 防 災 令和6年9月9日 本会議(速報版) 11- 計 画 に 定 め る 震 災 対 策 を 推 進 し 、 避 難 所 の 開 設 や 帰 宅 困 難 者 の 対 応 等 、 今 後 も 、 災 害 の 規 模 に 応 じ た 適 切 な 対 応 が 採 れ る こ と が 重 要 で あ る と 改 め て 認 識 し た と こ ろ で あ り 、 こ れ ら の 取 組 を 着 実 に 推 進 し て ま い り ま す 。

 

壁等に貼れるような避難行動早見表を作成し全戸に配布

区が発行する防災ガイド(ガイドを示す)には、地震や火災、水害への対策や避難行動が示されておりますが、この防災ガイドは、日頃、防災対策を見直すには便利ですが、実際に災害が起きた時に、「どうしたらいいのか?」と、これを探して読む人は多いとは思いません。また、一度読んだとしてもどんな避難行動が書かれていたか覚えている人も少ないのではないでしょうか。そこで、提案です。避難行動のこの時系列の行動マニュアルのみを紙一枚にまとめ(サンプル掲示する)、家庭の見易いところに貼れるようなものを作成し、全戸に配布してはいかがでしょうか。地域によっては、避難場所が違うことから、各々で書き足せるように、空欄を設けた工夫をしてもいいと思います。災害が起きた時に、区民全員が慌てずに、安全に、そして速やかに行動できるようにするのがこのチラシの役目です。いかがでしょうか、伺います。

区長答弁:

発 災 直 後 の 行 動 マ ニ ュ ア ル に つ い て の お 尋 ね で す が 、 本 区 の 防 災 ガ イ ド で は 、 地 震 が 発 生 し た 際 に 、 落 ち 着 い て 適 切 な 行 動 が 取 れ る よ う 、 発 災 直 後 の 行 動 を 時 系 列 で 掲 載 し て お り ま す 。 大 規 模 災 害 発 生 時 の 適 切 な 行 動 が 大 切 な 命 を 守 る こ と に つ な が る こ と か ら 、 議 員 御 提 案 の 取 組 も 含 め 、 よ り 効 果 的 な 手 法 に つ い て 、 引 き 続 き 研 究 し て ま い り ま す。

 

公共施設整備の際のより良い区民参画の広報の仕方や人選

次に、小日向2丁目で進む特養の建設と小日向台町小学校改築等からみた区民参画について質問いたします。

まず初めに特別養護老人ホーム等の整備ですが、この計画のさかのぼること、2015年5月、文京区はこの国有地において、その活用について国と協議を開始しました。2016年4月には事業主体となる社会福祉法人と国とが直接、定期借地契約を結ぶ貸付要望に変更され、2017年から国において既存施設の解体が開始されました。そして、2018年6月に近隣町会と小日水長寿会、小日向神社氏子総代一同、また、小日向・水道地区他有志一同から成澤区長宛に、この土地の利用についての要望書が出されました。それはこのような内容でした「私たちの今ある社会の礎を築いてこられた高齢者の方々に安心して余生を過ごせる場を提供することは喫緊の課題であるのは言うまでもありません。その特別養護老人ホームの建設に当たっては、敷地の規模、立地条件、周囲の環境に鑑み、施設と区民が共有できる緑のオープンスペースを配置することや、緊急時の一時避難所としての機能を持たせること、防火水槽の設置などを求める声が地域住民の間から出ています。新しく創り出される特別養護老人ホームの施設を含めた環境が緑あふれる美しい景観となり、地域および広く区民の安全と豊かな暮らしに資するものとなることを心から願うものです」とあり、この特養の建設には地域の期待の声が多く、夕陽が眺められる南側に遊歩道ができるといいわね。という声も私には届いていました。それから約5年が過ぎた5月31日、事業者さんから設計案が提案されました。その設計案には2018年の地域住民の要望が全て盛り込まれており、「素晴らしいわね」「私も入りたいわね」などの声が上がりました。もちろん、私自身も、2018年時の要望に関わった議員であり、区民の声に寄り添った計画整備になっていると確認した次第です。しかし、区民の一部の方から、「こんなゆとりなくてもいいのではないか」「崖地ギリギリまでのところに建物を配置し、前面道路を広くとった方がいい」「駐車場はこんなにいらない」など、意見が上がり、2018年当時の区民の要望が、宙に浮いてしまった状況となりました。説明会後半では、5年前に要望を出した高齢の方が手を挙げられ「私には難しい話はわかりませんが、」とおっしゃられ、2018年時のその要望を読みあげ、「緑豊かな敷地の使い方を望みます」と、最後に付け加えられました。

現在、小日向地区そしてその近隣では大規模な区有施設の整備計画がいくつか進んでいます。どの計画も「区民参画」の下、区は計画を立案し、区民の声に添うように進めてきました。小日向台町小学校の改築検討委員会も学校、近隣町会、PTA等、関係区民の代表がメンバーとなり、約5~6回の委員会で話合われてきました。竹早公園と小石川図書館の一体整備も令和3年から、広く区民にワークショップ開催を広報し、限定せずに参加を募ってスタートしました。しかし、中間のまとめが出ると、その時点で知った一部の区民の方から、また違う意見が出て、「区民の声を聴いているのか」、と指摘を受けます。区としては、区民参画の下進めていますが、このように、事業計画が止まってしまうことに、区民参画の広報の仕方や人選などは、今一度より良いものを探る必要があると思われます。それに対し区の考えをお聞かせください。私自身も議員として、区民参画にどのように働きかけていかねばならないのかは、自分に課せられた課題と捉えております。

 

区長答弁:

本 区 の 自 治 の 理 念 と し て 、 自 治 基 本 条 例 で 位 置 付 け て い る 協 働 ・ 協 治 を 実 現 す る た め に は 、 区 民 参 画 の 多 様 な 機 会 を 設 け 、 多 く の 区 民 の 参 加 を 通 し て 、 自 治 意 識 を 醸 成 す る こ と が 不 可 欠 と 認 識 し て お り ま す 。 将 来 に わ た っ て 関 係 す る 全 て の 区 民 に 参 加 し て い た だ く こ と は 困 難 な ケ ー ス も ご ざ い ま す が 、 区 有 施 設 の 整 備 を 行 う に 当 た っ て も 、 区 民 参 画 の 手 続 に 関 す る 指 針 等 を 踏 ま え 、 当 該 施 設 の 目 的 や 規 模 等 に 応 じ 、 多 様 な 手 続 を 組 み 合 わ せ な が ら 、 区 民 参 画 を 進 め て ま い り ま す 。 こ れ ま で も 、 区 報 を 始 め 、 ホ ー ム ペ ー ジ や S N S を 活 用 し た 周 知 に 努 め る と と も に 、 検 討 会 等 へ の 区 民 委 員 の 参 加 、 説 明 会 や ワ ー ク シ ョ ッ プ の 開 催 な ど 、 多 様 な 手 法 に 取 り 組 ん で ま い り ま し た が 、 様 々 な 情 報 発 信 手 段 を 最 大 限 活 用 す る と と も に 、 多 角 的 な 視 点 を 取 り 入 れ ら れ る よ う な 体 制 等 に つ い て 検 討 し て ま い り ま す 。

 

小日向2丁目建設予定の特養運営事業者への区民の不安

また、区が小日向の特養に選定した事業者に対し、区民から不安の声が上がっている点についていくつかお聞きします。事業者は、港区の保育園事業において、運営上の課題があり、指定管理事業の撤退を港区に申し入れています。そのような事業者を文京区が、今回、特養運営事業者として推薦することに問題はないのか、という点と、職員の就労条件に関連し、労働基準監督署から是正勧告を受けた事業者が、東京都に対し、施設整備の補助申請はできるのか、という不安の質問が区民からあがりましたが、この点について、お答えください。また、13事業者の応募の中で今回の事業者に決まった理由について、どんな点が優れていたのか、区としてどんな点を期待するのか併せてお聞きします。

 

区長答弁

 運 営 事 業 者 の 国 へ の 推 薦 に つ い て の お 尋 ね で す が 、 議 員 御 指 摘 の 、 保 育 事 業 に お け る 指 定 管 理 者 の 指 定 の 取 消 し に つ い て は 、 当 該 自 治 体 と 事 業 者 の 協 議 に よ り 行 わ れ た も の で あ り 、 本 区 の 推 薦 に 直 接 の 影 響 が あ る も の で は な い と 認 識 し て お り ま す 。 推 薦 に 当 た っ て は 、 国 有 地 の 利 用 条 件 や 立 地 条 件 を 踏 ま え た 施 設 整 備 、 地 域 に お け る 質 の 高 い 介 護 サ ー ビ ス を 継 続 的 に 提 供 す る こ と 等 に つ い て 、 公 募 型 プ ロ ポ ー ザ ル 方 式 に よ り 適 切 に 評 価 、 選 定 を 行 っ て お り 、 問 題 は な い も の と 認 識 し て お り ま す 。 次 に 、 補 助 申 請 に つ い て の お 尋 ね で す が 、 施 設 整 備 に 係 る 都 の 補 助 に つ い て は 、 手 続 を 進 め て お り 、 事 業 者 が 協 議 書 を 都 に 提 出 し た と こ ろ で す 。 な お 、 当 該 事 業 者 の 保 育 事 業 に 対 す る 労 働 基 準 監 督 署 か ら の 是 正 勧 告 に つ い て は 、 既 に 対 応 済 み で あ る こ と を 事 業 者 か ら 報 告 を 受 け て お り ま す 。 次 に 、 事 業 者 の 選 定 理 由 等 に つ い て の お 尋 ね で す が 、 当 該 事 業 者 の 提 案 は 、 区 の 地 域 包 括 ケ ア シ ス テ ム の 実 現 に 対 す る 提 案 や 、 本 件 国 有 地 特 有 の 諸 条 件 へ の 対 応 が 優 れ て お り ま し た 。 ま た 、 法 人 の 特 徴 と し て 、 医 療 や 福 祉 分 野 の 豊 富 な 実 績 が あ る こ と や 、 人 材 の 確 保 や 能 力 開 発 等 に 強 み が あ る こ と か ら 、 医 療 を 要 す る 方 の 受 入 拡 大 が 見 込 ま れ る と と も に 、 自 立 支 援 介 護 等 の 先 進 的 な 介 護 の 取 組 な ど に つ い て 期 待 し て お り ま す 。

 

成長性の高いスタートアップ企業の数が231位の文京区

次に文京区の産業振興についてです。

政府は2022年をスタートアップ創出元年と銘打ち、以降「骨太の方針」や「総合経済政策」において、革新的で短期間に急激な成長を遂げるスタートアップ企業に対する投資拡大の施策を示し、同年末には「スタートアップ育成5か年計画」を発表しました。そして、その5年間でその数を10倍に増やすなどの目標を設定し、日本経済の起爆剤としてスタートアップ振興に注力しております。

帝国データバンクの調査によると、2023年の新設法人数は前年比7.9%増で過去最多を記録し、スタートアップ企業の大多数が東京23区内に集積していることがわかっております。その23区のスタートアップ集積区ランキングは、1位が港区、2位渋谷区、3位中央区、4位千代田区、5位新宿区と続き、文京区はこの上位に名を連ねてはおりませんが、なんと、高い成長性が見込まれる「レベル10」の評価を得ているスタートアップ企業数は23区で1番です。2位が渋谷区、3位が港区と続きます。 文京区は東京大学の本郷キャンパスを中心とした活発な産学連携や、大学が多く距離が近いことから、オープンイノベーションが期待できること、そして、都心部という好立地であること等が、文京区が選ばれている理由です。これを強みとした区の経済振興策を明確に打ち出すべきです。文京区として先進的技術を有する団体等への働きかけは重要であるということです。しかし、残念なことに、区の行っている様々な創業、スタートアップ支援事業を知らないというスタートアップ起業家の声もあります。創業支援系とスタートアップ系支援の施策を分け、相談体制を組織化して示すことが必要です。私は本年3月の予算審査特別委員会でもこの点について質問させていただいておりますが、会社として軌道にのり始めたスタートアップは、事務所の確保や次なる展開として協同研究のパートナー探し、資金調達、自社の社会的評価や知名度を上げたいなど、スタートアップの成長促進には地域と連携した支援、また区内中堅・中小企業との出会い、いわゆるマッチングが大切になってきます。それにより、スタートアップは中堅・中小企業の技術力や地域のネットワークを活用した多面的なサポートを受けられ、自分たちたが不足する技術や人脈、情報などのリソースを補完することができるのです。一方、中堅・中小企業にとってもスタートアップと連携することでイノベーション創出が期待でき、事業面だけでなく、人材育成、社内風土の改善といったソフト面のメリットも享受できるのです。このように、区内地域の中小企業とスタートアップを結ぶことは双方にメリットがあり、しいては、文京区全体の産業の活性につながります。本年6月に住友不動産によるインキュベーションオフィスが飯田橋に立ち上がりましたが、このように、積極的に産学公等との連携したプロジェクトを進めていくべきです。区として今後の産業振興のためのスタートアップ支援をどう行っていくかお答えください

 

区長答弁

ス タ ー ト ア ッ プ 支 援 等 に つ い て の お 尋 ね で す が 、 区 で は 、 東 京 商 工 会 議 所 文 京 支 部 と 連 携 し た 窓 口 相 談 や 、 中 小 企 業 支 援 員 に よ る 訪 問 相 談 等 に よ り 、 ス タ ー ト ア ッ プ を 含 む 区 内 事 業 者 に 対 し て 、 令和6年9月9日 本会議(速報版) 12- 創 業 や 経 営 に 関 す る 助 言 を 行 う と と も に 、 各 種 支 援 事 業 の 紹 介 を 行 っ て お り ま す 。 一 方 、 ス タ ー ト ア ッ プ に 係 る 支 援 及 び 相 談 体 制 に つ い て は 、 従 来 の 創 業 支 援 と 異 な る 面 も あ る こ と か ら 、 引 き 続 き 、 ニ ー ズ の 把 握 や 、 よ り 効 果 的 な 体 制 の 構 築 に 努 め て ま い り ま す 。 ま た 、 革 新 的 な ア イ デ ア や 技 術 を 有 し 、 急 成 長 を 目 指 す ス タ ー ト ア ッ プ に 対 す る 支 援 は 、 行 政 だ け で な く 、 民 間 事 業 者 や 大 学 等 の 教 育 機 関 と の 連 携 が 重 要 で あ る と 認 識 し て お り ま す 。 区 で は 、 本 年 六 月 に 、 イ ン キ ュ ベ ー シ ョ ン オ フ ィ ス の 活 用 を 通 じ た ス タ ー ト ア ッ プ 支 援 に 係 る 連 携 協 定 を 、 住 友 不 動 産 株 式 会 社 と 締 結 し て お り 、 今 後 は 、 こ う し た 取 組 を 通 し て 、 多 様 な ス タ ー ト ア ッ プ と そ れ に 関 連 す る 民 間 事 業 者 や 大 学 等 の 教 育 機 関 と の 連 携 ・ 交 流 を 促 進 し 、 イ ノ ベ ー シ ョ ン の 創 発 及 び 持 続 的 な 成 長 支 援 を 図 っ て ま い り ま す 。 さ ら に 、 区 内 中 小 企 業 と ス タ ー ト ア ッ プ と の 交 流 促 進 に 向 け た 取 組 に つ い て も 検 討 を 進 め 、 地 域 経 済 の 活 性 化 を 図 っ て ま い り ま す 。

 

エネルギー/物価高騰による中小企業支援

また、政府は、エネルギーの高騰や物価高に苦しむ地方の中小企業などへの支援策を、この秋に策定する経済対策に盛り込む考えを明らかにしました。江東区では、エネルギー価格高騰を受け、独自の支援策として、区内に本店や事業所があり、区内で1年以上事業を継続する中小企業向けに水道光熱費、燃料費を最大20万円補助する申請を受け付けております。文京区において、今回の原材料高騰やエネルギー価格高騰の影響を受け、負担が増大した区内中小企業者に対しての支援をお考えか伺います。

 

区長答弁:

区 で は 、 区 内 中 小 企 業 が 物 価 高 騰 を 含 め た 様 々 な 社 会 情 勢 の 変 化 に 対 応 し て い く こ と が で き る よ う 、 生 産 性 向 上 や 省 エ ネ 対 策 の た め の 持 続 可 能 性 向 上 支 援 補 助 等 を 実 施 し て お り ま す 。 今 後 も 、 経 営 基 盤 の 強 化 に 向 け た 支 援 に 取 り 組 む と と も に 、 社 会 情 勢 や 経 済 状 況 を 注 視 し 、 必 要 な 支 援 を 検 討 し て ま い り ま す 。

 

経済課の組織再編

そして、文京区全体の産業振興のためには、既成概念に捉われない新たな政策を生むためにも、そして時代に遅れずにスピィディに対応するためにも、区の組織を時代に合わせて再編することも検討すべきではないでしょうか。例えば、現在、区民部の下にある経済課を経済部として再編し、その経済部の下に、旧来の産業振興の所管と、創業・スタートアップ支援の所管を置き、また、産業振興に資する事業として、文京区の観光政策も経済部の下に置き、区の魅力を発信し、経済活性につなげるべきと思います。時代に合わせたより効率的な組織再編についての見解もお答えください

 

区長答弁:

ス タ ー ト ア ッ プ 支 援 に つ い て は 、 先 ほ ど 御 答 弁 申 し 上 げ た と お り 、 従 来 の 創 業 支 援 と 異 な る 面 も あ る こ と か ら 、 引 き 続 き 、 ニ ー ズ の 把 握 に 努 め て ま い り ま す 。 ま た 、 産 業 振 興 と 観 光 政 策 に つ い て は 、 議 員 御 指 摘 の と お り 、 親 和 性 が 高 い も の と 認 識 し て お り 、 こ れ ま で も 、 両 部 門 が 連 携 し て 様 々 な 施 策 に 取 り 組 ん で ま い り ま し た 。 現 時 点 で 組 織 の 再 編 は 考 え て お り ま せ ん が 、 よ り 一 層 の 推 進 が 図 れ る 組 織 体 制 の 在 り 方 に つ い て 、 他 自 治 体 の 事 例 等 を 参 考 に 研 究 し て ま い り ま す 。

 

湯島3丁目再開発における衣食住働の魅力あるまちづくり

 

次に、湯島3丁目北東地区で再開発を含めたまちづくりについてお聞きします。区はまちづくり基本方針検討会を設置し、2025年度までにまちづくりの基本方針の策定を目指しております。天神下から上野広小路駅に向かって春日通りを挟む北側と南側になりますが、このエリアには老舗の飲食店や人気レストラン等も多くあります。北側エリアからは10年ほど前から、地域住民から大手ディベロッパーへの直接なアプローチが出ており、ようやくここに来て、三井不動産による再開発の目途がついたと聞いています。東京大学にも近く、家電で有名な秋葉原は半導体やマイクロコンピュータの研究拠点にもなっております。つくばエクスプレスを利用すれば研究都市へもアクセスがよい立地です。このような立地の再開発には働いてよし、住んでよし、学んでよし、歩いてよし、の衣食住働のまちづくりを目指すことができます。特にスタートアップのオフィス賃貸環境を整えることは、多様な働き方を尊重し、企業も働く人も共に成長でき、注目されること間違いありません。「10年先も、20年先も住み続けたい文京区」のモデルとなっていくよう民間と連携し、整備していくべきです。この地には、地権者を優先とした上で、食の街道、賃貸オフィスと分譲マンションを整備し、衣食住働のまちづくりを。そして、防災上、地域活性のためにもスピーディーに進めていただきたい。お考えをお聞かせください

 

区長答弁:

湯 島 三 丁 目 の 春 日 通 り 北 側 エ リ ア で は 、 平 成 二 十 九 年 に 、 地 元 地 権 者 の 発 意 に よ り ま ち づ く り 協 議 会 が 発 足 し 、 地 域 の 方 々 が 再 開 発 事 業 の 検 討 を 進 め て お り ま す 。 ま た 、 春 日 通 り 北 側 に 加 え 、 南 側 の エ リ ア に つ い て も 、 地 域 の 特 色 を 生 か し た ま ち づ く り の 推 進 を 図 る た め 、 今 月 か ら 、 湯 島 三 丁 目 北 東 地 区 ま ち づ く り 基 本 方 針 検 討 会 を 設 置 し 、 検 討 を 開 始 い た し ま す 。 御 指 摘 の ス タ ー ト ア ッ プ の た め の オ フ ィ ス を 始 め 、 地 域 の 魅 力 や 防 災 力 の 向 上 に 資 す る よ う 、 協 議 会 及 び 検 討 会 で 地 域 の 方 々 と 意 見 交 換 を 行 い 、 ま ち づ く り 基 本 方 針 を ま と め て ま い り ま す 。

 

公立の小中学校で教育トランスフォメーション(EX)をおこす

次に、教育長に質問です。教育長はお二人のお子さんを文京区の公立小中学校に通わせ、保護者の立場から教育について考えてこられ、上のお子さんを産んでまもなくして、自らニューヨークの赴任を希望し、キャリアも積んでこられました。東京都の主税局総務部長の時にはDX推進担当部長・子供政策連携室企画調整担当部長・スタートアッ プ・国際金融都市戦略室スタートアップ戦略推進担当部長を兼務され働かれておりました。国も掲げる重要施策の要の部分の職務です。今、まさしく、日本の国力を高めるために、教育トランスフォメーション=EXが求められております。「教える教育」から個人の主体性を尊重し多様性を「育てる教育」に変えていく、抜本的な教育改革です。

教育長にはこのような経験と幅広い視野を活かした文京区の更なる教育改革に取り組んでいただきたいと思っております。

教育長は6月の所信表明で「文京区の子どもたちが新しい時代に必要な力を身に付け、これからの情報社会、国際社会で活躍できるような教育を進めていきたい」と力強くおっしゃられました。都庁におられた教育長です。都の教育委員会に教育現場に課題があれば上げていただき、積極的に支援を要望していってほしいと思います。お考えを伺います。

 

教育長答弁

れ ま で も 、 教 育 委 員 会 で は 、 教 育 現 場 に お け る 課 題 を 吸 い 上 げ 、 必 要 な 要 望 を 行 っ て ま い り ま し た 。 今 後 も 、 引 き 続 き 、 本 区 の 教 育 課 題 の 解 決 や 教 育 施 策 の 推 進 に 向 け て 、 東 京 都 教 育 委 員 会 へ 要 望 を 伝 え て ま い り ま す 。

 

私も文京区で子育てをしながら、子どもへの英会話の指導をして20年になり、その現場からも相対的に学力の高い子どもがいるのが文京区であるとわかります。小学校では教室が足りなくなるほど、入学を希望する児童が年々増えています。それにも関わらず、中学へは、より教育環境の充実した私立中学に進学する児童が50%と23区で断トツの一位です。公立学校の役割はあらゆる家庭の子どもが通うことができ、学びの安全網としてあるところですが、この現状から、当区の公立学校が抱える課題をどう見ますか。そして、それを解決するための教育環境の整備や施策を積極的に展開するべき、と考えますが、お考えをお聞かせください。社会のデジタル化とグローバル化が急速に進展する中、子どもたちが、自ら新しい価値を創り、グローバルな視点で社会に貢献できる人材の育成を、あらゆる家庭の子どもが通うことのできる公立の学校で行っていくことが望まれます。

 

教育長答弁

本 区 の 学 校 が 抱 え る 課 題 に つ い て の お 尋 ね で す が 、 本 区 の 私 立 中 学 校 な ど へ の 進 学 率 の 高 さ に つ い て は 、 様 々 な 選 択 肢 が あ る 中 で 、 児 童 の 長 所 や 可 能 性 を 存 分 に 追 求 で き る 進 学 先 を 選 ん だ 結 果 で あ る と 捉 え て お り ま す 。 本 区 に お い て は 、 私 立 中 学 校 へ の 進 学 を 前 提 と し て 転 入 さ れ る 家 庭 も あ り 、 私 立 中 学 校 な ど へ の 進 学 率 の 高 さ だ け を 捉 え て 、 課 題 で あ る と は 認 識 し て お り ま せ ん が 、 区 立 中 学 校 各 校 が 特 色 あ る 学 校 づ く り に 取 り 組 む と と も に 、 魅 力 を 広 く 伝 え て い く こ と は 重 要 で あ る と 考 え て お り ま す 。 ま た 、 本 区 に お い て は 、 児 童 数 の 増 加 に 伴 う 小 学 校 の 教 室 不 足 対 策 や 老 朽 化 し た 学 校 施 設 の 改 築 、 I C T 教 育 推 進 の た め の ソ フ ト ・ ハ ー ド 両 面 の 環 境 整 備 、 海 外 に ル ー ツ を 持 つ 子 ど も た ち へ の 指 導 な ど 、 様 々 な 課 題 が あ り ま す 。 こ れ ら 一 つ 一 つ の 課 題 に 対 し て は 、 保 護 者 、 地 域 等 の 意 見 を 丁 寧 に 聞 き な が ら 、 広 い 視 野 か ら 多 面 的 に 物 事 を 捉 え て 解 決 策 を 検 討 し て ま い り ま す 。 ま た 、 関 係 機 関 や 庁 内 関 係 部 署 と も 連 携 を 密 に し 、 解 決 に 向 け て 全 力 で 取 り 組 む 所 存 で ご ざ い ま す 。

 

幼稚園からの英語教育

私は10年前の初めての代表質問から英語教育では、様々な提案をさせていただいております。文林中学校でのベルリッツによるクラブ活動、Tokyo Global Gate Wayでの体験、 e-learningの導入、ALTの長時間配置、G-techの導入、教育のICT化促進、そして幼児から英語に親しむことの必要性も訴えてきました。港区では、都内初の取組として、本年度から12の区立幼稚園全園に週3日英語のネイティブティーチャーを派遣しています。多文化共生の理解やコミュニケーション能力の育成につなげるのが狙いです。幼稚園での英語に親しむ環境は、小学校での英語学習をスムーズにするもので、ALTを配置せずとも、せめて区内の公立幼稚園において、「園長室」「クラス名」「トイレ」など日本語表記の看板や「色」等にも英語表記を併記し、英語の歌や手遊びの導入など、普段生活する場所で自然と英語に触れる仕掛けを作るべきです。お子さんを米国の幼稚園に通わせられた教育長ですが、この提案について、いかが思われますかお聞かせください。

 

教育長答弁

日 常 的 に 英 語 に 触 れ る 機 会 を 確 保 す る こ と は 、 幼 児 期 か ら 外 国 語 に 親 し む と い う 意 味 で 大 変 重 要 で あ る と 考 え て お り ま す 。 区 立 幼 稚 園 で は 、 英 語 を 含 め た 多 様 な 文 化 に 触 れ る こ と が で き る よ う 、 教 員 の 名 札 の 英 字 表 記 、 英 語 表 記 の あ る 絵 本 を 用 意 し て お り ま す 。 今 後 は 、 幼 児 が 自 然 と 英 語 に 触 れ ら れ る 、 こ う し た 取 組 を 区 内 で 共 有 し て ま い り ま す。

 

昨年のAsahi Shinbun Weekly AERAに「小学校で英語が必修化され、習得する単語が増え、文法中心の授業から会話中心の授業になり、英語嫌いが増えた」と掲載されていました。記事をよく読んでみると、担任が他の科目と同様に英語を担当している場合が多く、必修化された5-6年生でも専科の先生でなく、担任が関わっている割合が文科省の調査で、半分もいることがわかりました。文京区においてはどうでしょうか。数字もいれて教えてください。また、本区の小学生の英語力はどのくらいなのかおわかりになれば教えてください。

 

教育長答弁

令 和 五 年 度 の 調 査 で は 、 高 学 年 の 担 任 が 英 語 の 授 業 を 担 当 し て い る 割 合 は 、 約 五 四 % と な っ て お り ま す 。 ま た 、 本 区 小 学 生 の 令 和 五 年 度 の 英 語 力 に つ い て は 、 G T E C J u n i o r の 結 果 を 見 ま す と 、 全 国 参 考 値 よ り 平 均 が 高 い と い う 結 果 が 出 て お り ま す 。 今 後 も 、 英 語 専 科 教 員 の 配 置 の 充 実 を 図 る な ど 、 小 学 校 の 英 語 教 育 の 更 な る 推 進 に 努 め て ま い り ま す 。

 

小学校でのチーム担任制の導入

そして、本年度から文京区の小学校1年生から3年生で、エデュケーションアシスタントをつけておりますが、文部科学省は学級担任を一人に固定せず、複数で受け持つ「チーム担任制」の導入例を、働き方改革の例として紹介しており、全国で広がりつつあります。こどもや保護者の対応を抱え込んで休職や退職に至る「担任不在」を防ぎ、クラス運営を安定させることができるようです。そして、各教科は、その教科が得意とする教員が受け持つなど、教員一人にかかる負担が軽減されることもメリットです。先ほども述べましたが、英語の指導をしたことがない担任に英語の授業を受け持たせることは教える側、教わる側にとっても不安で、英語嫌いを招きます。文京区において、チーム担任制を導入してはいかがでしょうか。課題があれば教えてください。また、教師の負担軽減のために、各学校で取り入れている工夫があれば教えてください

 

教育長答弁:

チ ー ム 担 任 制 に よ り 、 学 級 経 営 上 の 負 担 軽 減 を 行 う こ と が で き る と 認 識 し て お り ま す 。 一 方 で 、 教 員 の 授 業 や 分 掌 の 不 均 衡 な ど が 課 題 と し て 挙 げ ら れ ま す 。 今 後 も 、 他 自 治 体 の 動 向 を 注 視 す る な ど 、 課 題 を 見 極 め つ つ 研 究 し て ま い り ま す 。 次 に 、 教 員 の 負 担 軽 減 の た め の 工 夫 に つ い て の お 尋 ね で す が 、 教 科 担 任 制 の 実 施 、 ス ク ー ル ・ サ ポ ー ト ・ ス タ ッ フ や エ デ ュ ケ ー シ ョ ン ・ ス タ ッ フ の 活 用 、 授 業 の 学 年 内 の ロ ー テ ー シ ョ ン 化 な ど 、 教 員 の 負 担 軽 減 を 図 る 多 様 な 取 組 を 行 っ て お り ま す 。

 

千駄木小学校改築における隣地の取得による敷地の有効活用

最後に千駄木小学校の改築について伺います。昨年度末までに10回に及ぶ学校関係者並びに地域利害関係者と検討委員会等を重ね、隣接学校施設老朽化や地域の諸課題も考慮し、合理的な敷地の有効活用をする方向性でコンセンサスを得られたことは、子どもたちや地域、区の将来にとっても大変有意義であったと評価いたします。

そして、本年7月中に当該事業予定地の基本設計が利害プロポーザルに入ると聞いていましたが、現在の進捗をお聞かせください。また、事業開始にあたり、隣接地や近隣への計画の周知や、事業に対する意向などは確認できていますでしょうか、お聞かせください

事業の周知にあたっては、何年もの間事業の工事に取りかかるわけですから、隣接地などの利害関係者より、補償問題、用地買収等の話が来た場合の対策はできていますでしょうか。

プロポーザルに入る前に予測可能な範囲で周知及びヒアリングをするべきと考えますが区の見解をお聞かせください。

 

教育長答弁:

事 業 者 選 定 に 向 け 、 参 加 申 込 み を 受 け 付 け て い る と こ ろ で あ り 、 昨 日 、 九 月 八 日 に は 、 参 加 意 向 の あ っ た 事 業 者 に 向 け た 現 地 見 学 会 を 開 催 い た し ま し た 。 今 後 、 年 度 内 の 事 業 者 決 定 に 向 け 、 選 定 作 業 を 進 め て ま い り ま す 。 保 護 者 や 地 域 の 方 々 に は 、 今 後 、 改 築 だ よ り 等 を 通 じ 、 進 捗 状 況 の 周 知 を 行 う 予 定 で す 。 特 に 、 学 校 に 隣 接 し て い る 住 宅 に お 住 ま い の 方 々 に 対 し て は 、 プ ロ ポ ー ザ ル と 並 行 し て 、 個 別 に 訪 問 し 、 工 事 の 説 明 を 行 う と と も に 、 懸 念 や 要 望 等 に つ い て 、 丁 寧 に 伺 っ て ま い り ま す 。 ま た 、 状 況 に 応 じ て 速 や か な 対 応 が 図 れ る よ う 、 庁 内 関 係 部 署 と 情 報 共 有 し て お り ま す 。

 

 

土地面積が広いとは言えない我が区において、公有地の利活用は大変重要であり、区有地の隣接地を獲得できるチャンスがあれば逃すべきではありません。

不動産鑑定も市場流通価格に金額の勝る提示が不可欠でありますが、市場では区内の不動産は出物も少なく値段も高騰し、まさにインフレ状態。そして、物件が出ると問い合わせが多く、契約から決済までは約12カ月。区はこの市場に勝らなくとも劣ってはならないスピード感のある決済能力が必要と考えます。現在の区の状況と、今後どのように対策するつもりかお聞かせください

 

区長答弁:

区 が 土 地 を 取 得 す る に 当 た っ て は 、 不 動 産 鑑 定 を 行 い 、 適 正 な 価 格 を 算 定 し た 上 で 、 財 産 価 格 審 議 会 に お い て 価 格 の 上 限 額 を 決 定 し 、 土 地 所 有 者 と 交 渉 し て お り ま す 。 そ の 結 果 、 契 約 が 整 い 、 土 地 所 有 者 に よ る 契 約 履 行 が 確 認 で き 次 第 、 売 買 代 金 の 支 払 い を 行 っ て い る と こ ろ で す 。 算 定 に 当 た っ て 、 行 政 需 要 や 地 域 特 性 等 を 考 慮 す る な ど 、 価 格 の 在 り 方 に つ い て 検 討 し て ま い り ま す

 

20,000㎡を超える区内の大規模プロジェクトのプロポーザルに入る前に、三方よしの環境を整えてから進めてほしいと思います。

そして、小日向台町小学校の工事にあたっては、隣接地に限らず、引き続き、仮校舎等活用できる土地があれば探していっていただきたい。改築基本構想検討委員会の報告にも「今後、仮設校舎を建設できる区有地及び利用可能な公有地が確保できた場合には、敷地外に仮設校舎を建設することについて、関係各課と協議する」とありますが、区有地、公有地に限らず、豊島区方式のように民間の協力も視野にいれていただき、より可能性を広げ、物件獲得に努力していただきたい。そして、今後は、一層、進捗状況を議会及び地域住民と共有し不安を払拭し、皆が笑顔で新しい学校づくりに参画できるよう要望します。

 

以上で私の質問を終わります。ご清聴誠にありがとうございました。